【新型コロナウイルスコラム】マスクは新型コロナウイルスに対して効果がある?ない?

今回は新型コロナウイルスの感染予防にマスクが有効かどうかについて書いていきます。

そもそも新型コロナウイルスの感染経路は?

我々が防ぐべき新型コロナウイルスの感染経路は2つ。

  • 飛沫感染(エアロゾル感染含む)
  • 接触感染

です。

飛沫感染(エアロゾル感染含む)

せきやくしゃみなどによって飛び散る飛沫に含まれる病原体が、口や鼻などの粘膜に直接触れて感染すること。

通常は1~2メートル以内の至近距離で感染する。

エアロゾル感染とは

上海当局が可能性があると発表した感染経路です。 上海市民政局の説明では、「飛沫が空気中で混ざり合ってエアロゾルを形成し、これを吸引して感染する」というもので、空気感染ではなく、飛沫感染に相当すると考えられます。(参照:厚生労働省ホームページ)

接触感染

感染源に接触することによって感染すること。

皮膚や粘膜などが直接触れあって感染する場合と、病原体が付着したタオルや容器などを介して間接的に感染する場合がある。

それぞれの感染経路へのマスクの効果

飛沫感染への効果

ウイルスを含んだ飛沫(5マイクロメートル程度)はマスクである程度防ぐことができます。

しかし、エアロゾル(飛沫が空気中で混ざり合って形成されたもの)の大きさは多岐にわたるため、マスクで防げるかどうかは断言できません。

接触感染への効果

マスクによる接触感染の効果は期待できません。

(参照:World Health Organization)

マスクの効果のまとめ

ウイルス保有者がウイルスを飛散させないためにマスクが有効ですが、 結局のところ、マスクはウイルスを含んだ飛沫(5マイクロメートル程度)や一部のエアロゾルしか侵入を防ぐことができない、と考えられています。

WHO(World Health Organization)はHPにてマスクは意味を成さないと取れるような発言をしていますが、厚生労働省や首相官邸のHP上の見解ではマスクは人混みで意味を成すとされています。

しかし、新型コロナウイルス感染後にウイルスを飛散・拡散しないという意味合いでは、多くの研究で意味があるとされています。

ただし、マスクの購入は全国で不足が起きないよう、必要最低限入手した上で、あまり大量に購入するのはやめましょう。

ではどうすれば感染を予防できるのか?

マスクでは防げない感染経路、接触感染を防ぐことが有効です。

そのためには皮膚や粘膜を殺菌することが重要です。手についたコロナウイルスは目や口から体内に侵入してしまいます。

アルコール消毒での殺菌やうがい薬でのうがいを欠かさないのが、接触感染を防ぐ最有力予防です。

2/16現在、死者は1500人を超え、感染者数は5万人を超えました。

いまだ確立された新型コロナウイルスに対する感染予防策はありませんが、皆さんが一人一人できる可能な限りの予防をするしか今は方法がありません。

 

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