新型コロナウイルス関連「デマ」の正しい情報
この記事では、デマ情報に惑わされないようにデマ情報には" "(ダブルクオーテーションマーク)をつけることにしています。
目次
デマ一覧
- 緑茶は、新型コロナウイルスに有効的?
- 熱い飲み物を飲めば、殺菌できる?
- アオサは、有効的?
- マスクは、本当に必要?
- 犬や、猫も感染するの?
よく巷に出回っているデマをまとめました。文末ではデマではなく厚生労働省やWHO等が推奨している対策方法についても記載していますので、是非参考にしてください。
デマ① 緑茶は新型コロナウイルスに有効的
緑茶は、成分にカテキン、ビタミンD、ビタミンC、プロバイオティクスなどの成分を含み、それらの成分が風邪を予防する効果があるとして様々な研究が行われています。
これらの成分の中には、免疫力を上げることで感染から身を守るものや、 菌自体に働きかけるものがります。
そのことから、新型コロナウイルスの感染症も予防する効果があるのでは?という憶測が飛び交っています。
免疫力を高めるためにお茶を飲んでみるのは、いいことかもしれませんが、新型コロナウイルスを予防できる、ということではありません。
(参照:https://ir.lib.hiroshima-u.ac.jp/files/public/4/45496/20180410144108828759/SogoHokenKagaku_34_67.pdf、 https://ci.nii.ac.jp/naid/40020140261)
デマ② 熱い飲み物を飲めば、新型コロナウイルスを殺菌できる
LINEなどのSNSで出回ったまったくの「デマ情報」です。
この「デマ情報」によると、"新型コロナウイルスは、26℃から27℃で死滅するらしいのでお湯を多く飲めば新型コロナウイルスを予防できる"とのことです。
ヒトの体温が、36℃ほどなので、もしそうだとしたら新型コロナウイルスは体に入った時点で体温で死滅するので感染しません。
他にも"57℃で死滅説"が出回ってますが、57℃では新型コロナウイルスは死滅しません。ですので57℃以上の温度のお湯を飲むのは、火傷するのでやめてください。
一般的に、コロナウイルスは70℃以上死滅するとされています。WHOなどの、保健機関も新型コロナウイルスからの感染予防で、食べ物は加熱処理を施すよう促しています。
デマ③ 「アオサ」は新型コロナウイルスに有効的
これは、中部大学の「海藻の「アオサ」にヒトコロナウイルス増殖抑制効果を確認 ─新型コロナウイルスでの効果にも期待─」という内容の発表がインターネット上で"アオサの成分が新型コロナウイルスに対して直接効果がある"と間違った「デマ情報」が広まってしまったようです。
結果、中部大学は、後にこの記事をサイト上から削除しました。
デマ④ マスクの効果について
新型コロナウイルスは、”コロナウイルスは5000nm(ナノメートル)の大きさなのでマスクで防げる”という「デマ情報」をみかけることがありました。
実際のヒトコロナウイルスの大きさは、80~220nmとされており、マスクは5μm(5000nm)までの粒子しか防げないためウイルスを防ぐことはできません。
マスクの穴(5μm)よりヒトコロナウイルス(80~220nm)の方が小さいので、マスクは意味がないのではと思われるかもしれませんが、唾液や鼻水などの飛散を抑える効果や、のどの粘膜の保湿効果が期待できます。
(参照:農研機構)
デマ⑤ 犬や、猫などのペットも感染する
香港で、感染者のペットの犬から新型コロナウイルスの陽性反応がでたことがあったとのことです。 WHOなどの保健機関は、新型コロナウイルスがペットに感染する証拠はないとして否定しています。 検査時に、飼い主のウイルスが、ペットの表面についた結果検査のとき陽性がでてしまったのでは?と指摘されています。
結論!!新型コロナウイルスの予防法は?
これらの「デマ情報」は、共通して不特定多数の人が書き込めるようなSNS上で流れている傾向にあります。
騙されないためにまずは、ソース(情報源)がどこなのかを確認することが大切です。
また、本当なのか曖昧な情報を見つけたときには、鵜呑みにせずWHOや厚生労働省といった信憑性の高い機関の情報を待ちましょう。
新型コロナウイルスの予防法については、こちらでまとめていますぜひご覧ください。
https://xn--eckd2b0a6fujka.com/special/measures/
コロナウイルス速報について
コロナウイルス速報では、新型コロナウイルスの感染状況をマップ・グラフを使い可視化しております。
また、
- 「新型コロナウイルスにかかっているかどうかのチェックシート」
- 「新型コロナウイルスの対策」
- 「新型コロナウイルスの特徴と性質」
について詳細にまとめた特設ページを作成しております。そちらも活用ください。